めざせ!加古川特別

競馬はたまにやる程度です

またジオラマ作った

実はね、少し前にジオラマを作ったんですよ、ぼく。

irucame.hateblo.jp

 

あれから半年。もう1つ作ってみようかな、と思い立ち行動に移りました。前回は漠然としたテーマを決め、思うように作りましたが、今回はもうちょっと写真などで風景を参考にして作ることにしました。Twitterで見かけた、海沿いを走ることでん*1 です。

今回はダイソーのケースで作っていきます。100均なのに300円のケースです。前回のような、東急ハンズで買った大きなものではないので、寸法などはしっかり測って作っていくことにしましょう。不器用なので、途中でなぁなぁになると思いますけどね。

まずは、フレキシブルレールで敷設予定箇所にアタリをつけて、ペンで印をつけました。レールを仮止めしたときに試しに車両を置いてみたところ、曲線部で曲がりきれずに列車が脱線という重大インシデントが発生したので、レール固定の際に曲線を緩和させました。こういう経験が後々活きてくるんですよ。*2

黒いところは海になる予定です。「海」って書いているのがうっすらと見えますかね。発砲スチロールで、大体の地形を作ります。ジオラマで山を作るときの基本ですね。

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スチロールに紙粘土をつけて、地形を整えていきます。このとき曲線部を緩和しつつ、少しだけ勾配をつけてみました。紙粘土は地形を作りやすいので便利ですね。安いし。

線路を敷設する際は、紙粘土に直接ではなく、コルク板を敷きました。本当はベニヤ板を挟みたかったんですが、曲線を切るのが面倒なので諦めました。

さて、地形を整えたらタミヤの情景テクスチャーペイントで塗っていきます。これだけでも雰囲気が出てくるので、愛用しています。下地にはぴったりですね。あ、あと、海と線路の壁?堤?*3には石垣を設置しました。

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前回は、下から作ったので、パウダーを撒いたりバラストを撒いたりした際に苦労した覚えがあります。今回はその反省を活かし、上から作っていきます。パウダーやらグラス(ファイバーっぽいやつ)やらをひたすらぱらぱらとふりかけて、下地つくりです。

もともと緑で塗っているのでちょっと粘土の部分が見えても気になりませんね。

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フォーリッジやライケンを、なんか良い感じに山にトッピングです。美的センスが問われる瞬間です。手先があまり器用ではないのですが、そのおかげで自然の雑多な感じが表現できた気がします。物は言いようです。

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バラストを撒いて、架線柱を設置します。架線柱は少し不釣り合いかもしれないですね。でも、敢えてそういう感じにしています。塩害で〜とかそういう感じです。

実際だともうちょっと質素な架線柱立ってるんでしょうかね。

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海辺なので壁をつくりました。手前の壁は、ジオコレの製品をコンロで温めてちょっと曲げています。奥の壁は紙粘土で適当に作りました。

手先の不器用さが出ている?いいえ、これも塩害でコンクリートがやられているだけですよ。それに、そもそもこの辺りは波がそれほどきつくないので高い壁は必要ない……ということにしておきましょう。

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フレキシブルレールにTOMIXの架線柱をつけたため、バラストの撒き加減が難しかったです。とりあえず、メインをガッツリと固めてから、そのあと埋めていきます。

まだ白い所が多いので、線路より上しか風景っぽくないですね。

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試しに車両を置いてみました。やっぱり、上は良い感じで出来た気がします。

不器用なお陰で自然の雑多な感じが(ry

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さて、海辺に取り掛かりましょう。

まずは砂を撒きます。海なので傾斜をつけて撒きます。その後ボンド水を垂らします。

ついでに、石を置いて海岸っぽくしてみたり。山を作ったときにこぼれた緑の素材を石に添えると、色にアクセントがついてなかなか良いかも?

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海の色をつけていきます。青色を極端に薄めて、何度も塗っていきます。参考にしたサイトでは、キレイにグラデーションがかかっていましたが、自分は不器用なのでそんなに上手くグラデーションさせることは出来ませんでした。残念。

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最後に濃い目のボンド水を上から塗っています。これはこのあと水を表現するためにレジンを使うので、それが砂に染み込まないようにするためです。

この間、誕生日プレゼントとして友達から送られてきたことでんの車両を置いてみました。長尾線なので本来はこんなところ走らへんぞと思われるかもですが、そんな細かいこだわりは脇に置いておきましょう。

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写真撮り忘れてたのですが、レジンが溢れないように透明のクリアファイルを切り、ケースの縁に接着剤で固定しています。完全に固定できてから、レジンを流し込みました。使ったのは「日新レジン クリスタル neo」です。

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タミヤウェザリングマスターを買ってみたので、鉄粉が飛びそうなところにひたすらお化粧を施しました。架線柱、グレーだとちょっと味気なかったかなぁ。

ちなみにこのアングル結構お気に入りです。

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砂を撒いた際に石垣にたくさん付いてしまい、やらかしたなぁと思っていたのですが、写真で見るとまぁこれはこれでという感じ。

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ちなみに、海はレジンが固まってから、メディウムで水の流れを表現しようとしました。ただ、透明になってしまうので、近くで見ないと分かりませんでした。

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レジンを使ったおかげで、横から見ると透き通って見えます。写真で見ると、石の周りには水の流れがあるように見えますが、実際に見るとそんな感じがしません。

水の表現、特に波は難しい。むかし「川は縦塗り、海は横塗り」と何かで読みましたが、ただ横に塗っていくだけでは波にはなりませんでした。コツがあるのかなぁ。

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波頭表現のパウダーを買って、メディウムに混ぜてみました。横に塗るだけでなく、少し扇形に描くとちょっと波のように見えてきた気がします。石の周りが泡立っている様子も、このパウダーでそれっぽく見せることが出来たかな?と思います。

本当はブレンデッドファイバーがあれば、それだけで済んだのかもしれないですね。でも売ってなかったんですよねー。次見つけたら買ってみようかなー。

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というわけで、これで完成です。さりげなく、ATS地上子を置いてみたりしました。初めて水の表現をしましたが、面白い!次は川の風景を作ってみたいですね。落ち着いたら3作目も作っていこうかなぁと思います。

それでは。

*1:何線かすら覚えてないけど志度線だった気がする。赤色だったから。

*2:強がり

*3:なんていうんだろうここ